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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年04月06日

八戸の津波被害その2(蕪島~大須賀海岸)

↓蕪島(ひょっこりひょうたん島ではない)


八戸では、東北太平洋沖地震直後、電池、懐中電灯、カップメンなどが売り切れになり、営業中のスーパーには長い行列ができた。停電が復旧したあと、スタンドに車が殺到し、その後2週間にわたって、ガソリンや灯油不足が続き、ガソリンを求めて、前日から並ぶ人もでた。

そして、数日前には、八戸からタバコが消えた。JTの出荷停止にともなう、供給不足から、買占めに走る人が増えたのだろう。しかし、よく考えてみると、外国産(マルボロなど)タバコは、関係ないはずなのだが、コンビニなどからすべてのタバコが消えたのである。群集心理とは、怖いものである。

さて、一連の騒動も治まりつつあるが、これからの問題は電力だろう。東北電力では現在、5つの火力発電所と、4つの原発が停止しており、残る14の発電所の供給力は現在、約1100万キロワット。節電の効果もあってか、計画停電は、ほとんど行われていない。しかし例年夏期には1400万キロワット程度まで需要が伸びると言われており、このままでは、計画停電はまぬがれないだろう。計画停電は、復興途上の東北の産業に、大きな打撃を与えるものであり、これを避けるために、なおいっそうの節電につとめましょう。ちなみに、TVの報道では、東京中心主義なのか、東京電力の話しばかりですが、東北電力も電力不足による計画停電が実施されています。(被災地の復旧・復興を最優先する観点から、当面、復旧作業を継続中である青森県の一部(八戸周辺)、岩手県、宮城県、福島県は対象外です)

↓歩道がなくなり、防潮堤も破壊された、蕪島海水浴場

八戸は、工業港や漁港地帯だけでなく、自然豊かな海岸線にも恵まれている。子供のころ泳ぎを覚えた海水浴場がどうなってるか見てきた。

蕪島は、「うみねこ」の島として有名なのだが、海水浴場もあり、夏は子供連れでにぎわう。ここにも津波は押し寄せ、防潮堤や、トイレなどが破壊された。


↓青空トイレになった公衆トイレ


↓陥没した地面に落ちたトイレ


↓破壊された観光案内所


津波のあとが、残っている大須賀海岸(草の色が変わっているところ)


大量の砂が流されて、砂浜の面積が縮小した大須賀海岸



津波をかぶった海沿いの道路


破壊された白浜海水浴場の海の家


八戸市の検潮所が流されたため、正確なデータが残っていなかったのだが、青森地方気象台の昨日発表で、東日本大震災よる八戸の津波の高さは6.2メートルと推定された。



  


Posted by 少佐  at 22:19Comments(0)東北太平洋沖地震