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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年03月31日

ローン・サバイバーを見て

最近気になってしょうがないのが、マレーシア航空失踪事件。情報を小出しして、捜索活動を妨害してるかのような対応をとるマレーシア政府。吠える40度とかいうとんでもない海域に墜落したようで、真実は闇に消えるのか・・・・

で全然関係ありませんが、増税前の今日。あわてて今シーズン用のBB弾を買いだめした少佐です。庶民のささやかな抵抗です(`・ω・´)。



さて、本題は、最近見た映画「ローン・サバイバー」の話ですが、一応ネタバレ注意


映画館で映画見るのはひさしぶりでしたが、アフガンでの特殊部隊の実話もんってことで、これは見ねばと思い、行ってきました。

戦争映画と言いながら、戦闘シーンがわずかという映画も多いので、どうかなと思ってましたが、これは戦闘シーンたっぷりでよかったあ(´∀`)音と映像に迫力があって、崖から転げるシーンとか思わずうなってしまいました。

この映画は、シールズのスペシャルリコンチーム4人対タリバン200人の壮絶な戦いが描かれています。

簡単にいうと、タリバン幹部殺害のための作戦「レッド・ウィングス作戦」で、偵察任務を行った4人のシールズの隊員たちが、タリバン幹部発見後、無線連絡がうまくできないために、山に潜伏中だったところを、現地のヤギ飼いの家族(老人と若者と少年)に見つかってしまう。
さて、ここから事態が悪化していく。

あれ、なんか似たようなシュチュエーションで思い出した。湾岸戦争でのSASの悲劇を描いた「ブラヴォー・ツー・ゼロ」って映画。
こちらは砂漠の真ん中で、スカッドミサイル捜索中に羊飼いの少年に見つかってしまい、そのあとイラク軍から必死に逃げるというお話。
無線連絡がとれなかったというとこまで似てる。世界最強とも言われる特殊部隊でさえ、バックアップが絶たれた状態では、厳しい状況に置かれるという悲惨な映画でしたね。


話を「ローン・サバイバー」にもどしますが、シールズの特殊偵察隊は、ヤギ飼いを拘束してしまって、マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』にもでてくる、究極の選択をしなければならなくなる。

1.このまま逃がす(タリバンに報告されるかもしれない) 2.拘束したまま放置する(寒さで死ぬかもしれない) 3.口封じのため殺す

4人は議論するが、隊長は、ROEに従いヤギ飼いを逃がします。

これが映画を見たあと、ずっと気になってしまうのですが、2と3の選択肢ってありなの?それやったら戦争犯罪人じゃないかなあ。
かといって、そのまま、逃がすと自分たちが危険にさらされるわけで、自分だったらどうするかと考えたとき、無線連絡がつくところまで、一緒に連れて行き、応援がくるか、救出のへりがきた時点で解放する。または、2チームに分かれ、1チームがその場でヤギ飼いを見張り、もう1チームが、連絡を取るため移動する。

実際の状況は、どうだったかわかりませんが、偵察中に民間人に遭遇することは、想定内のことだから、その場になって議論すること事態おかしいと思った少佐でした。

それから、「ブラヴォー・ツー・ゼロ」も「ローン・サバイバー」も、連絡がつかないということで、状況が悪くなってしまうわけですが、日常でも携帯が発達しすぎて、いざ使えない状態になると大混乱(311の時とか)になってしまう。あまりにもハイテクにたよりすぎると、ちょっとしたトラブルに対処できなくなるのではないでしょうか。これが、山歩きや海でのレジャー、ましてや戦場では命とりになるのでしょう。

ともかく、サバゲやミリタリーが趣味の人が見て損はない映画だと思います。











  

Posted by 少佐  at 22:36Comments(2)映画