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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年05月08日

ビンラディン殺害作戦



暗闇の中、ビンラディンの隠れ家に突入したシールズ隊員が、邪魔者を排除しながら、3階にあがる。情けなく女をたてにして命乞いをするビンラディンを発見し、射殺。そして、叫ぶ「ジェロニモー!E・K・I・A」それを聞いた、大統領が、つぶやいた。「We got him!」

 

な~んてシーンから始まるのでしょうか?早くも、ビンラディン殺害作戦が映画化されるそうですが、ずいぶん早いなと思ったら、前から計画されてたそうで、「KILL BIN LADEN」というタイトルから、原作は、同タイトルの「KILL BIN LADEN」という本なのでしょうか。こちらは、ビンラディン捕獲作戦(トラボラの戦いなど)のデルタフォースの戦いを描いたものらしい。


ところで、ミリタリーマニアで、特に特殊部隊大好きな少佐は、ジェロニモ作戦がどのように行われたのかが、非常に気になって夜も眠れないw

アメリカのメディアによると、ヘリからファストロープで、いきなり邸宅内に侵入したようなことが、書いてあるのを見て、ほんとかよ?と素人ながらに思ってしまった。そんな目立つことをしたら、いきなりRPG撃たれて、「ブラック・ホーク・ダウ~ン!」になっちゃうんじゃないかい?RPGなくても、降りたとたんにAKの一斉掃射くらっちゃう。危険すぎ。



いろいろネットを見ていたら、日本のメディア、毎日新聞に興味深い記事が、図解入りで載っていた。

記事によると、「ビンラディン宅の近所に住んでいた少年の話で、付近が停電になったあと、1機のヘリが畑に着陸、そこから出てきたと思われる兵士が、「立ち去れ!」と叫んだ。その後、闇の中、邸宅の方向から女性と子供の叫び声が聞こえ、小さな爆発音が3回ほど響いた。これと前後して2機目のヘリが飛来。現場付近に静けさが戻り、20~30分後、さらにもう1機、ローターが二つある大型のヘリが飛来した。ほどなく2機が離陸し、その直後に大きな爆発音が響き、敷地の中から火の手が上がった。

 少年は、銃撃音は記憶にないという。だが隣に住む少年の友人は「2機目のヘリが来たころ、10発くらい銃声を聞いた。すぐに静かになった」と話した。」



これなら納得の作戦である。まず最初のチームが、ビンラディン宅の外に着陸して周囲の安全を確保、その後2番目のチームが、邸宅内に直接降下または、着陸しようとして失敗、不時着。ヘリはのちに爆破される。少年が聞いた爆破音は、突入チームが、エントリーするために、塀や壁を爆破した音でしょう。畑に下りるのに失敗はないとおもいますが、2機目は、邸宅内に降下しようとして塀に接触してしまったのでしょう。その証拠写真が↓


それにしても、疑問に思うのは、一応、同盟国のパキスタン国内であれば、米国の特殊部隊が潜入するのは簡単だったはずで、現にCIAは、ビンラディン宅のそばで何ヶ月も、監視していた。であるならば、わざわざ、大きい音をたてるヘリで、はでに突入作戦をしなくても、陸上から行えば、もっと静かに、簡単にできたのではないかと思ってしまった少佐でした。

PS ところで、こういう仕事は、ゴルゴ13にたのんだほうが確実で簡単です~^^;



  


Posted by 少佐  at 03:04Comments(2)その他

2011年05月02日

デブグル・ビンラディンを射殺!

昼ごろ、ビンラディンが死んだというニュースを聞いた時は、半信半疑でしたが、大統領の声明を見て実感がわきました。あの9.11から約10年、長かったですね。長年にわたって、追跡していたCIAと米軍特殊部隊には、ごくろうさまと言いたい。

作戦名 Operation Geronimo

複数のメディアによると、オサマ・ビンラディンは、パキスタン北部のアボタバードという町の要塞のような豪邸に、家族と潜伏していたところをCIAが確認。オバマ大統領より攻撃命令が下り、5月2日早朝、CIAに率いられたネービー・シール・チーム6(DEVGRU)24名が4機のヘリに分乗し、地上部隊とともに、急襲。急襲チームは、40分にわたる作戦の末、見事にビンラディンのドタマに2発の銃弾をぶち込んだ。よくやったシールズ!

空爆による死とか、病死とかではなく、特殊部隊による射殺という見事な勝利であった。

今ここに正義の鉄槌が下った。 Justice has been done


ビンラディンのアレな画像はこちらに  


Posted by 少佐  at 19:52Comments(6)