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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年03月24日

「トモダチ作戦」と海兵隊

先日、八戸沿岸部に住む知人と連絡がとれたのだが、津波警報がでたあと、信号の消えた道路には、非難する車と人があふれ、映画に出てくるようなパニック状態だったそうだ。幸いにも知人の家は、少しの浸水ですみ、一週間ほど実家に避難してから、帰って掃除したあと、住むことができたそうだ。


さて、在日米軍が総力をあげて展開している”Operation Tomodachi” であるが、ニュースではあまり見ませんね。TVで見たのは、空母ロナルドレーガンが少し出たぐらいかな。



海外での災害派遣となれば、まっさきに出動して活躍する海兵隊であるから、当然、在日海兵隊も活躍しているはずなのだが、日本ではどれほど報道されたのであろうか?

米軍からの報道を見てみよう。


復旧のための物資を松島基地に届ける海兵隊輸送機。ちなみに、航空管制もままならない松島基地や仙台空港に、着陸できるようにしたのは空軍特殊作戦軍団だそうだ。


ともだち作戦を続ける第3海兵遠征軍 III MEF 

救援物資を届ける海兵隊ヘリ




31st MEU 第31海兵隊遠征隊の活動を伝える在日海兵隊のニュースより抜粋

「【八戸沖合、米空母エセックス】 総勢4,000人以上の海兵隊員や海軍兵で構成される第31海兵遠征部隊と第11水陸両用中隊が、3月20日に日本本土の東海岸沖合いへ移動しました。

被害を受けた東北地方沿岸での人道支援活動の援助に備えるために、第31海兵遠征部隊を載せた米空母エセックス(LHD 2)、米空母ハーパースフェリー(LSD 49)、米空母ジャーマンタウン(LSD 42)が八戸市近くの海岸沖に到着しました。」

31st MEUの活動を伝えるニュース


救援活動に向かう陸上自衛隊北部方面隊をのせて大湊にむかう揚陸艦トーテュガ (USS Tortuga, LSD-46)



ゴルゴの所属する米軍三沢基地もひっきりなしに来る、航空機や海外のレスキュー隊の対応で大忙しらしいが、休みの日まで、ボランティアとして、三沢漁港の後片付けなどもしてくれてます。



ゴルゴも週末は八戸でボランティアするそうです。

現在「トモダチ作戦」は、空母打撃軍をはじめとする艦艇20隻以上、航空機200機以上を動員して実施されています。東北だけでなく、太平洋側の東日本一帯を襲った、この未曾有の大災害に在日米軍が総力を挙げて災害救助にあたっています。被災地があまりにも広大すぎて、まだまだ、救援物資はおろか、行方不明者の捜索もままならない状態です。この非常時に、日本を助けてくれる、米軍の活動に感謝するものであります。

ちなみに、太平洋沿岸で被災した日本人を助けるために活躍し、被災者に感謝されている海兵隊ヘリ部隊は、つい最近まで、県外だ国外移転だと邪魔ものあつかいされていた普天間基地の部隊であることを、一言付け加えよう・・・・


  


Posted by 少佐  at 22:45Comments(4)東北太平洋沖地震